シレット語(シレットご、ベンガル語: সিলেটি sileṭi、シレット語: ꠍꠤꠟꠐꠤ siloṭi、英: Sylheti language)は、インド語派に属する言語である。しばしば、ベンガル語の方言とみなされる。主にバングラデシュ北東部のシレット管区とインドのアッサム州(バラク谷)で話されている。話者数はバングラデシュで約700万人、インドで約300万人である。
概要
エスノローグによると、シレット語はバングラデシュで850万人、世界で1180万人によって話されている。また、イギリスに住むバングラデシュ人の95%はシレット語を話す。しかし、ベンガル語の方言とされることが多く、知名度は低い。
標準ベンガル語との語彙の共通性は70%あるというが、語源が同じであっても、たとえば「ヘビ」を意味する語はベンガル語ではshap だがシレット語ではhaf、「今日」はベンガル語でajだがシレット語ではaizというように、音韻の違いが非常に大きいために相互理解可能性が少ない。
音韻
シレット語は a i u e ɔ の5つの母音がある。長短は区別されない。子音は27がある。
脚注
関連項目
- シレット管区
- アッサム州
- バラク谷 (Barak Valley)
- トリプラ州
外部リンク
- Ethnologue report for language code syl (英語) - エスノローグ
- LL-Map
- MultiTree
- SOAS Sylheti Project, https://sylhetiproject.wordpress.com/soas-sylheti-project/




