150MHz帯(150メガヘルツたい)は、およそ142~162MHzの周波数範囲の周波数帯である。波長は2m程度である。
明確な周波数範囲の定義は無いが、150MHz帯無線機の仕様上の周波数範囲は、142~162.0375MHzであることが多い。
用途
主に、陸上移動無線、海上移動無線、アマチュア無線に使われている。
- 警察
- 消防救急
- 防災
- 水防
- 道路管理
- 電力
- ガス
- 水道
- 鉄道
- バス
- 国際VHF(船舶)
- その他(業務無線、簡易無線)
- アマチュア無線(144〜146MHz)
歴史
- 戦前 レーダに使用
- 1950年 電気通信研究所が150MHz帯の研究。簡易無線(154.53MHz)が許可される。
- 1951年 関西電力、大阪ガス、横浜市役所の移動無線局が免許される。
- 1953年 札幌にてタクシー無線が免許される。電電公社が船舶電話サービスを開始。
- 1958年 チャネル間隔を80kHzから40kHzへナロー化。
- 1964年 電電公社がMCA方式の船舶電話サービスを開始。
- 1966年 タクシー無線が400MHz帯に移動し150MHz帯の使用を終了。
- 1968年 電電公社が東京23区でポケットベルサービスを開始。
- 1969年 チャネル間隔を40kHzから20kHzへナロー化。
- 1999年 一部のシステムでチャネル間隔を20kHzから6.25kHzへナロー化。
アンテナ
λ/4の長さが50cmであり、車両屋根への取り付けに適している。ハンディ型無線機では、伸縮式のアンテナ(ロッドアンテナ)や、ヘリカルアンテナが使われる。
関連項目
- 無線
- ヘルツ
- 400MHz帯
- 800MHz帯
- 1.5GHz帯
- 1.7GHz帯
- 2GHz帯

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