紙破り』(かみやぶり)は、日本の芸術家・村上三郎によるパフォーマンスアート。

概要

作者の村上は、長男が破った襖から「紙破り」の着想を得た。

「紙破り」はクラフト紙を張った枠に体をぶつけ、破りながら通過するパフォーマンス作品である。この作品は、パフォーマンスアートの先駆と位置付けられている。

1955年に行われた「紙破り」の残った枠と紙が唯一国内に現存しており、その他に写真家・大辻清司が捉えた写真や映像、連続写真などが残っている。1994年には、ポンピドゥセンターにて当パフォーマンスを披露。晩年には『出口』と題し、薄い紙の貼られた出口を静かに村上が出て行くパフォーマンスも行った。

脚注


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