ブラウン郡(英: Brown County)は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州の東部に位置する郡である。人口は26万8740人(2020年)。郡庁所在地は州内第3の都市グリーンベイである。ブラウン郡はケワニー郡、オコント郡と共にグリーンベイ都市圏を構成しており、その人口は30万人を超えている。
ブラウン郡はクロウフォード郡と共に、1812年にミシガン準州議会によって作られたウィスコンシンの当初の2郡の1つであり、その郡域は現在の州の東半分に及んでいた。その後分割を重ねて現在の領域になった。郡名は米英戦争の時の軍事指導者ジェイコブ・ブラウンに因んで名付けられた。
地理
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は615平方マイル (1,592.8 km2)であり、このうち陸地529平方マイル (1,370,1 km2)、水域は87平方マイル (225.3 km2)で水域率は14.10%である。
主要高規格道路
隣接する郡
- オコント郡 - 北
- ケワニー郡 - 東
- マニトワック郡 - 南東
- カルメット郡 - 南西
- アウタガミ郡 - 西
- ショーノー郡 - 北西
人口動態
以下は2000年の国勢調査による人口統計データである。
郡政府
ブラウン郡の立法府は26人の委員からなる郡政委員会である。各委員はそれぞれの選挙区を代表しており、任期は2年間、戦況は偶数年の春に行われる。郡政委員の互選により議長と副議長が選ばれている。
ブラウン郡の行政府は、奇数年の春に選挙される郡執行員が長になる。郡執行員は郡政委員会の承認により部門の長を任命する。
その他に幾つかの選挙で選ばれる役人がおり、これらはウィスコンシン州憲法の定めによっているので、憲法の役人と呼ばれる。憲法の役人は党派選挙で選ばれるが、執行員と郡政委員は無党派の立場である。
2008年7月、郡政委員会の票決賛成17票対反対8票で、英語を公式言語と定め、英語を学ぶことを促進するための予算増額を行った。郡政委員会は全て白人で構成されている。郡内にはヒスパニック系やモン族出身の者も多い。郡政委員のジョン・ベンダー・リーストは「これが我々の公式言語であると言っている。これが信じるものであり、英語を奨励すべきである。」と語った。
都市と町
脚注
参考文献
- Deborah B. Martin, History of Brown Country Wisconsin: Past and Present. Two volumes. Chicago: S.J. Clarke Publishing Co., 1913.
- Volume 1 | Volume 2
外部リンク
- Brown County website - 公式サイト
- Northeast Wisconsin Historical County Plat Maps & Atlases University of Wisconsin Digital Collections Center
- Commemorative Biographical Record of the Fox River Valley Counties of Brown, Outagamie and Winnebago




