Cento Cuore HARIMA(チェント・クオーレ・ハリマ)は、日本のサッカークラブ。本拠地は兵庫県播磨地域(神戸市西区・垂水区、明石市、高砂市、西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、加古川市、姫路市、相生市、たつの市、赤穂市、宍粟市、加古郡稲美町・播磨町、多可郡多可町、神崎郡神河町・市川町・福崎町、揖保郡太子町、赤穂郡上郡町、佐用郡佐用町)。Jリーグ加盟を目指すクラブの1つ。

概要

1953年の愛媛国体出場を目指して結成された兵庫県教員団が前身。1962年から兵庫県社会人サッカーリーグに所属していたが、クラブ公式では関西サッカーリーグに昇格した1976年を創設年としている。翌1977年、兵庫教員蹴球団に改称。1987年にクラブチーム化、翌年セントラルSC神戸に改称し、2002年からはセントラル神戸とした。2005年3月、運営団体を法人化しバンディオンセ神戸に改称。2008年、ホームタウンを神戸市から加古川市へ移転し、バンディオンセ加古川に改称。2020年には、ホームタウンを加古川市から播磨地域へ拡大し、Cento Cuore HARIMA(チェント・クオーレ・ハリマ)に改称した。

天皇杯は兵庫教員蹴球団時代に2回(1980年、1986年)出場、1986年には準々決勝に進出した。バンディオンセ神戸に改称後の2006年・第86回大会ではJ2の横浜FCに勝利し4回戦進出を果たした。そのほか、1978年の第14回全国社会人サッカー選手権大会では準優勝に輝いている。

2005年から関西リーグ1部で4年連続で優勝(2007年まではバンディオンセ神戸、2008年はバンディオンセ加古川として)したが、全国地域リーグ決勝大会で全て敗退し、日本フットボールリーグ(JFL)昇格は出来なかった。特に2005年と2007年は決勝ラウンドに進出したが、いずれも4位に終わっている。

2012年の全国社会人サッカー選手権大会で4位の成績を収め、第36回全国地域サッカーリーグ決勝大会に出場したが、1次ラウンドで敗退した。

2005年に「有限会社バンディオンセ神戸」を設立。加古川市に移転した2008年からは「株式会社ウェルネススポーツ加古川」が運営を行ってきたが、資金繰りの行き詰まりにより2017年から運営会社を「Futulo Estrella株式会社」へと一新。同時に橋本雄二が運営会社の社長および監督を退任した。

2018年、10年ぶりに関西リーグ1部優勝。

2019年、Futulo Estrella株式会社も資金が行き詰まったことから、「ハリマユナイテッド株式会社」を新たに立ち上げ、クラブの運営を移管。2024年、新規事業として清掃事業「チェントクリーン」を開始。

2025年、加古川市の園芸・防犯用品メーカーでユニフォームスポンサーでもある「株式会社ムサシ」がトップチームの運営権を取得。スクール・アカデミー事業・清掃事業は引き続きハリマユナイテッド株式会社が運営する。

クラブ名変遷

  • 1976年:兵庫教員サッカー部
  • 1977年 - 1987年:兵庫教員蹴球団
  • 1988年 - 2002年:セントラルスポーツクラブ神戸 (セントラルSC神戸)
  • 2003年 - 2004年:セントラル神戸
  • 2005年 - 2007年:バンディオンセ神戸
  • 2008年 - 2019年:バンディオンセ加古川
  • 2020年 - 現在:Cento Cuore HARIMA

クラブ名の由来

「バンディオンセ」とは、スペイン語で「山賊」を意味するバンディード(Bandido)と、「11」を意味するオンセ(once)の造語で、荒々しく戦う11人の山賊たちをイメージしていた。

「Cento Cuore」とは、イタリア語で「100("沢山"の象徴でありJリーグ百年構想にも由来する)」を意味するチェント(Cento)と「心」を意味するクオーレ(Cuore)を組み合わせた名称で、「沢山の人々の心が一つに集い、兵庫・播磨地域を代表したクラブになる」こと、また、「Jリーグ百年構想の理念の実現を目指し、多世代の人がかかわる地域密着型スポーツクラブを目指す」という思いを込めて命名された。

チーム成績・歴代監督

リーグ戦

注釈

天皇杯

  • 兵庫教員蹴球団として2回、セントラルSC神戸以降は11回出場(2023年時点)

タイトル

リーグ戦

  • 関西サッカーリーグ:6回
    • 1982、2005、2006、2007、2008、2018
  • 兵庫県社会人サッカーリーグI部:1回
    • 2006

カップ戦

  • 兵庫県サッカー選手権大会(兼天皇杯全日本サッカー選手権大会兵庫県予選):10回
    • 2004, 2005, 2006, 2007, 2008, 2016, 2017, 2020, 2022, 2023
  • KSLカップ:1回
    • 2010
  • 全国教員サッカー選手権大会(兵庫教員蹴球団として)
    • 1982, 1985, 1991, 1992

スタジアム

ホームゲームの多くは加古川市の日岡山公園グラウンドと加古川運動公園陸上競技場、三木市の兵庫県立三木総合防災公園陸上競技場で開催しており、これらをホームスタジアムとして設定している。その他、神戸市北区のしあわせの村多目的運動広場や洲本市の五色台運動公園メイングラウンド、淡路市の兵庫県立淡路佐野運動公園など、ホームタウン外のスタジアムでも試合を行っている。

所属選手・スタッフ

2024年

スタッフ

選手

歴代所属選手


ユニフォーム

クラブカラー

  • - 2019年:    赤、    紺
  • 2020年 - 現在:    レッド、    ネイビー、    ゴールド、    ホワイト

ユニフォームスポンサー

ユニフォームサプライヤーの遍歴

  • - 2012年:アンブロ
  • 2013年 - 2017年:les cinq sens
  • 2018年 - 2019年:アクオレ
  • 2020年 - 現在:フィンタ

歴代ユニフォームスポンサー表記

脚注

関連項目

  • Jリーグ加盟を目指すクラブ

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
  • Cento Cuore HARIMA (@CentoCuore) - X(旧Twitter)
  • Cento Cuore HARIMA (harima.centocuore) - Facebook
  • Cento Cuore HARIMA (@centocuore.harima) - Instagram
  • Cento Cuore HARIMA - YouTubeチャンネル
  • バンディオンセ加古川 - 加古川市(アーカイブ)

Cento Cuore HARIMA 2023 ユニフォーム ユニ11

Cento Cuore HARIMA Wikipedia

チェントクオーレハリマロゴ

Cento Cuore HARIMA 2020 ユニフォーム ユニ11

Cento Cuore HARIMA スタジアム Kakogawa Athletic Stadium Transfermarkt