R443Aはアメリカ暖房冷凍空調学会(American Society of Heating, Refrigerating and Air-Conditioning Engineers:ASHRAE)が Standard 34に準拠して命名した炭化水素系混合冷媒ガスの一つ。プロピレン、プロパン、イソブタンを、それぞれ55%、40%、5%の比率で、一定の許容度の下で含有する。米国人Richard H. Maruya氏によって開発され、2014年5月13日に米国だけで特許取得(特許番号US8721916B2)されている。
地球温暖化係数(Global Warming Potential:GWP)が3と極めて低く、またR22に対する成績係数(Coefficient Of Performance:COP)比は105~110と良好であるが、可燃性が高い(ASHRAEは強燃性と分類)点が実用上の留意事項である。
R443Aに関する特許が存在するアメリカでは、開発者が運営するA.S.Trust社が「HCR188C2」という商品名で製造・販売を行っている。R443Aに関する特許の存在しない日本を含むアメリカ以外の諸国では、複数社により様々な商品名で適法に製造・販売が行われている。。
脚注
関連項目
- 冷媒
- R441A
- R番号の付された冷媒リスト



