山上王(やまのえおう、生没年不詳)は、奈良時代の皇族。官位は従五位下・内兵庫正。
経歴
光仁朝末の宝亀10年(779年)正月に従五位下に叙爵され、同年9月に内礼正に任じられる。
桓武朝の延暦元年(782年)に八上王が内礼正に任ぜられていることから、山上王はこれまでに官職を辞したと想定される。延暦6年(787年)内兵庫正に任じられた。
官歴
注記のないものは『六国史』による。
- 時期不明:正六位上
- 宝亀10年(779年) 正月25日:従五位下。9月26日:内礼正
- 延暦元年(782年) 8月25日:止内礼正?
- 延暦6年(787年) 5月22日:内兵庫正
参考文献
- 『続日本紀』5 新日本古典文学大系16 岩波書店、1998年
- 宇治谷孟『続日本紀 (下)』講談社〈講談社学術文庫〉、1995年
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