南桑名町（みなみくわなまち）は、愛知県名古屋市中区にあった地名。現在の栄二丁目の一部に相当する。1丁目から5丁目が設定されていた。
地理
名古屋市中区中央部に位置していた。東で南長島町・横三ツ蔵町5丁目・白川町、西で南伏見町、南で日出町・城代町に接していた。ただし、町域の中間を白川町が分断していた。
歴史
地名の由来
桑名町筋の南に成立したことによるとみられる。
沿革
- 明治4年9月29日 - 桑名町筋広小路以南に南桑名町が成立。
- 1878年（明治11年） - 名古屋区成立に伴い、同区南桑名町となる。
- 1889年（明治22年） - 名古屋市成立に伴い、同市南桑名町となる。
- 1908年（明治41年）4月1日 - 中区成立に伴い、同区南桑名町となる。
- 1936年（昭和11年）1月1日 - 一部が広小路通に編入。
- 1944年（昭和19年）2月11日 - 栄区成立に伴い、同区南桑名町となる。
- 1945年（昭和20年）11月3日 - 栄区廃止に伴い、中区南桑名町となる。
- 1963年（昭和38年）3月20日 - 2〜5丁目が白川町に編入
- 1966年（昭和41年）3月30日 - 住居表示実施に伴い、栄二丁目に編入され、消滅。
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年。ISBN 4-04-001230-5。
- 福岡清彦『中区の町名』名古屋市中区役所、1976年。
脚注
関連項目
- 名古屋市の地名
