ベアサイン(バスク語: Beasáin)は、スペイン・バスク州・ギプスコア県のムニシピオ(基礎自治体)。コマルカ(郡)としてはゴジェリの構成自治体のひとつである。
地理
自治体内をオリア川が流れている。ギプスコア県の県都サン・セバスティアンとアラバ県の県都ビトリア=ガステイスを結ぶN-1号線やレンフェ(スペイン国鉄)の鉄道路線がオリア川に沿って走っており、ベアサインはベルガラやエイバルやアラサーテ/モンドラゴン方面に向かうGI-632号線とN-1号線の合流地点にある。N-1号線や鉄道路線はオルディシア、トローサ、ビリャボナ、ラサルテ=オリアなどを通ってサン・セバスティアン都市圏に入り、コスタ・バスカに面するサン・セバスティアンに至る。
産業
鉄道車両製造のCAFの創業の地であり、マドリードにもオフィスを構えているが、依然としてベアサインに本社や工場を置いている。ベアサイン工場は44万m2の敷地に1600人の従業員を抱え、電車・気動車、地下鉄車両、高出力の入替機関車、高速鉄道車両など、全4タイプの車両を製造しているほか、車軸や車輪などを製造しているスペイン唯一の工場である。CAFの他にも金属工業などが盛んであり、鋳造業のエスタンダ鋳造所、水中ポンプや発電機のインダル・マキネス電力、エレベーター製造などのG.H.電気機械工業などがある。
政治
議会
1979年から2011年までは常にバスク民族主義党(PNV-EAJ)が首長を輩出していたが、2011年の自治体選挙ではビルドゥが6議席、バスク民族主義党が6議席、バスク社会党 (PSE-EE-PSOE)が2議席、Hamaikabatが1議席、国民党 (PP)が1議席、アララールが1議席を獲得し、2011年に創設されたばかりのビルドゥから首長が誕生した。
首長
人口
出身人物
- サン・マルティン・デ・ロイナス – フランシスコ会の宣教者。豊臣秀吉によって長崎で処刑された「日本二十六聖人」のひとり。マルチノ・デ・ラ・アセンシオン。
- ベルツァ – カルリスタ。
- ヘスス・ララニャガ – 政治家。
- ホン・ハウレギ – 政治家。
- マルケル・オラーノ – 政治家。ギプスコア県議会議長(2007年-)。
- フランシスコ・ハビエル・エルソ – 社会学者。デウスト大学教授。
- フランシスコ・エチェベリア – 犯罪人類学者。バスク大学法学部教授。
- ソテーロ・リサラス – バイシクルモトクロス選手。1947年のスペイン選手権優勝。
- カルロス・アルギニャーノ – 料理人・テレビ司会者・プロデューサー。
- エバ・アルギニャーノ – 料理人・テレビ司会者。
- ネレア・ガルメンディア – 女優。
- レオン・ラサ – サッカー選手。
- サルバ・イリアルテ – サッカー選手。
- ゴルカ・エルストンド – サッカー選手。
- エネコ・エイスメンディ – サッカー選手。
- アライン・エイスメンディ – サッカー選手。
ギャラリー
脚注
公式サイト
- 公式サイト (バスク語)



